【洋書】Winning the Loser’s Game: Timeless Strategies for Successful Investing(邦題:敗者のゲーム)を読む
英検1級合格後は英語で実用書をスラスラ読むことができるだけの英語力をつけるために洋書の実用書に挑戦しています。
この記事では投資の本として『ウォール街のランダムウォーカー』と並び有名な『敗者のゲーム』の要約と英語版の英文の難易度について書いています。
この本の要約
Winning the Loser’s Game: Timeless Strategies for Successful Investing(邦題:敗者のゲーム)は個人投資家向けに書かれた株式投資に関する有名な本で1985年に初版が発売されて以来、2024年1月現在で英語版で8版が発売されています。
この敗者のゲームもウォール街のランダムウォーカーと同じく効率市場仮説を支持しており、個人投資家は401kなどの制度を最大限利用しつつインデックスファンドへ投資することを推奨しています。
序盤ではアクティブファンドの運用成績について述べられています。その中で、投資のプロが運用するアクティブファンドの4分の3以上がS&P500インデックスを上回る成果をあげることができなかったと述べています。
本全体のページ数は250ページ程度でありウォール街のランダムウォーカーに比べて理論的な話は少ないので投資に馴染みのない方でも読みやすいと思います。より詳細な理論を知りたい方はウォール街のランダムウォーカー等他の書籍も合わせて読みと良いと思います。敗者のゲームの巻末の推奨書籍にはウォール街のランダムウォーカーも含まれています。
英文の難易度
複雑な文構造はありませんが、使用されている単語は英検1級レベルを超えるものもあり、全体的には英検1級より少し難しいと思います。
実際に、PREFACE(まえがき)だけを読んでも以下のような単語が使用されています。
- privilege:権利がある
- blesse:恵を受ける
- profound:深い、重大な
株式投資の知識が全くないとより難しく感じると思います。英語の勉強のために読むのであれば、日本語の投資や金融の入門書を読むか、日本語版を先に読むと良いと思います。ただ、日本語版は第6版までしか発売されていないようです。