2024年度 第2回英検1級一次試験、ギリギリ合格した素点とCSEスコアを公開します
新形式の英検1級一次試験にギリギリ合格できました
英検1級は2024年度からライティングに要約問題が追加され新形式となりました。私は2019年度に英検1級に合格することができたのですが、現在の英語力を知る一つの手段として再度2024年度第2回の英検1級を受験しました。
現在の英検の合否は素点から算出されるCSEスコアによって決まります。そのため試験後の自己採点では合格しているかの判断が難しくなっています。特にライティングに要約問題が追加され、現状では採点基準のデータが少ないこともあり、一次試験を突破できているかの判断が難しくなっていると思います。
本記事では私の素点とCSEスコアも掲載していますので、今後受験される方の参考になれば嬉しいです。
英検1級一次試験の結果詳細
今回受験した英検1級一次試験の各技能の素点は下画像の通りです。前回受験時よりは全体的に正答数を伸ばすことができました。今回は各技能で8割の正答率を目指していました。しかし、リスニングがまだまだ力不足でした。また、ライティングに要約問題が追加されたことで長文問題にかけられる時間がも短くなり、リーディングも思うように得点することができませんでした。
各技能の大問ごとの正答数は以下の通りです。
リーディングの結果について
語彙問題は22問中18問正解することができたので自分としては良くできたと思っています。単語対策は前回の受験時と同じくパス単を中心に学習しました。また、語彙問題は知っているか知らないかなので、時間を使って考えても正答率は上がらないと考え、試験本番時は語彙問題は時間をかけずに解答するということを意識しました。
長文問題はライティングに予定よりも時間がかかり、焦りながら解答することになったこともあり、前回受験時よりも正答率が下がりました。新形式になり試験時間が厳しくなっていると思うので、これまでよりも速く英文を理解する力が求められると思います。具体的な対策としては語彙力を強化する、文法、構文について正確な知識を身につける、多くの英文を精読する、を地道に続けるのが良いと思います。
リスニングの結果について
前回受験時はリスニングで6割弱しか得点できなかったので、その時よりは得点できており良かったです。Part1, 3ではわからない問題があったときに時間をかけて考えてしまう、その間に次の問題が始まり次の問題も分からなくなる、という悪循環になり得点を伸ばすことができませんでした。問題の先読みは重要ですので、分からない問題があっても気にせずに次の問題に集中するようにしましょう。
リスニングの勉強としては過去問、問題集の英文と音声を使ってオーバーラッピング、シャドーイングを行いました。具体的な流れは以下の通りです。
- スクリプトを見ながら音声を聞く。
- スクリプトを音読する。
- 音声に合わせてスクリプトを見ながらオーバラッピングする。
- スクリプトを見ずにシャドーイングする。
試験対策としては、過去問を使って英検1級でよくある話の流れのパターンを把握することも正答率を上げるために大切ですので過去問演習はしっかり行いましょう。
ライティングの結果について
英文要約について
要約問題は過去問が1回分しかないため、要約問題の問題集を使用し練習しました。どのように解答すれば得点が伸びるのかという情報もまだあまりないため、解答はテンプレートを使わずに自分で思ったように書くという感じでした。文字数については数えて調整する余裕がなかったので、120文字を超えていたかもしれません。
英作文より語彙と文法の点数が低くなっており、ネットで言われているように採点基準は英作文よりも厳しいように思います。
英作文について
英作文は内容点を除いて前回よりも点数を伸ばすことができました。構成は導入、根拠1~3、結論の5段落として以下の点を意識しました。全体的にいかにもテンプレートを使っているという感じにならないように意識しました。
- 導入(第1段落)の第1文で導入として一般論を述べる
- 導入(第1段落)、結論(第5段落)で根拠の3つについて触れる
- コロケーションを意識する
- 関係代名詞の制限用法、非制限用法、分子構文を使用する
参考書、問題集は前回受験時と同じものを使用しました。
英検1級対策に使用した参考書、問題集
私が英検1級合格までに使用した参考書、問題集は 英検1級合格のための分野別おすすめ参考書、問題集にまとめています。よかったら参考にしてみてください。