ITエンジニアに資格は必要?取得するメリット、デメリットを解説!

2022年8月23日

ITに関する様々な資格がありますが、ITエンジニアがわざわざ資格を取得する意味がどれだけあるのか?と疑問に思うこともあると思います。この記事ではITエンジニアとして10年以上働いている私が考えるITエンジニアが資格を取得するメリットとデメリットについて紹介します。

資格取得のメリットとデメリット

私が考える資格取得の主なメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット体系的に知識が得られる。
スキル、学習意欲を客観的に示すことができる。
デメリット資格取得が実務での成果に直結するわけではない。
資格取得のために時間、お金がかかる。

メリット1:体系的に知識が得られる

個人的には体系的に知識を身につけることができることが資格取得の最大のメリットだと思います。実務を通して知識、スキルを身につけることはもちろん重要なのですが、日々の業務でよく使う知識や技術はどうしても偏りがちです。また多くのエンジニアは忙しいため、基礎理論の部分は業務中にじっくり勉強することは難しいことが多いと思います。

私は新卒でSIerに入社し主にサーバサイドのアプリケーション開発を行なっているのですが、ネットワークに関する部分は業務ではあまり扱わなかっため弱い部分でした。そんな中で、ネットワークスペシャリストの資格勉強を通して各種プロトコルの構成やセキュリティなどネットワークに関する基礎的な知識を得ることができました。もちろんまだまだ学習し深堀りしないといけないことは多いのですが、今後学習を進めるために必要となる基礎知識は身につけられたと思います。

メリット2:身につけたスキル、学習意欲を客観的に示せる

資格は身につけたスキルを示す客観的な一つの指標になります。業務での実績が大事なのはもちろんですが、そこに資格が加わることにより説得力や信頼性が増します。

また、資格を取得することで学習意欲があることを客観的に示すことができます。IT業界は技術の進歩が早いため、企業は継続的に学習している人を求めています。資格の勉強というのはあまり面白くないことが多いですが、資格を取得することで学習習慣があることを示すことができます。

デメリット1:実務に直結するわけではない

資格取得で得られる知識というのはその分野での基礎知識であることが多いので、資格を取得したからといってすぐに実務で成果を出すのは難しいと思います。例えば、AWSソリューションアーキテクトを取得しただけで、すぐにAWSを使ったインフラ設計、構築ができるかというと、厳しいと思います。

よく「資格を持っているけど仕事ができない人もいる」、「資格を持っていなくても仕事ができる人はいる」という意見がありますが、個人的には「資格を持っている」と「仕事ができる」は以下のような関係になっていると思います。

資格と仕事の関係性

デメリット2:資格取得のために時間、お金がかかる

資格取得のためにはある程度の勉強時間が必要です。実務経験がある人でも数十時間は勉強しないといけないものが多いと思います。業務時間中に勉強することは難しいと思うので、業務前後や休日などを勉強時間にあてることになります。業務で疲れているのに業務時間外で資格の勉強するというのは結構辛いです。

また、試験の受験料や参考書にもお金がかかります。受験料は会社が出してくれることもあると思いますが、参考書は自費で買わないといけないことが多いと思います。参考書と問題集のように複数購入すると数千円かかることもよくあります。

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